弊社で養殖しているコオロギを紹介します。室内にて孵化から収穫まで飼育しております
養殖しているコオロギはフタホシコオロギです。翅の付け根に二つの白い模様があるのが特徴です。
飼育環境
- 孵化から収穫まで一貫して安全な給餌のもと、マイクロプラスティックなど有害物質の生物濃縮や寄生虫などのリスクの可能性が低い
- 管理された空間で外部との接触を極力なくしたのクリーンな環境


コオロギの成長過程









- ① クリーンなコットンを産卵床として使用し産卵のたびに交換しています
- ② 小さい蟻ほどの大きさの幼虫が産卵床から出てきます。体も弱く取扱いには注意が必要です
- ③ だいぶ成長し体もがっちりしてきていますがまだ細部はできあがっていません
- ④ もう少しで成虫です。体の細部が③と比べて深くなっているのがわかります。この段階までオスとメスは判明できません
- ⑤ あと1回の脱皮で翅が生えて成虫になります。まさに成虫の一歩手前。この頃になると性別がわかります。お尻の先端に突起物(産卵管)がないのがオスです。
- ⑥ ⑤と同じ時期ですがお尻に突起物(産卵管)があるのでメスです。
- ⑦ 成虫になったオスです。メスと比べて翅の模様が複雑でこの翅を合わせて鳴きます。サイズはおよそ3cmくらいでメスより一回り小さいです「
- ⑧ 成虫になったメスです。翅は退化して飛べませんしオスと違い合わせて鳴くこともできません。一番の特徴はお尻からでる産卵管です。オスとの交尾後、産卵床に突き刺して産卵します。下記のコオロギの交尾の動画も参照してください
- おまけ 成虫への最後の脱皮をしたばかりのメスです。全体的に白く翅もまだまっすぐてはありません。徐々に黒ずみ数分で他の成虫と同じ色になります。この時は体が柔らかいため天敵や共食いに注意が必要です。